清原社長は入社して間もないということで、「アメリカン・エキスプレスに入社してみて、外から見ていたイメージと違うと感じたところはどこですか?」と聞いてみた。
「外資系ということで、本社派遣の米国人がいっぱいいると思ってました。ブランドもののスーツを着て、優雅な会議をして……という、典型的な外資系企業のイメージ(笑)。でも入ってみたら、現地化がすごく進んでいて驚きました。本社から期限付きで派遣されている米国人はほとんどいませんでしたね。(日本の)マーケットに密着した会社なのだなと思いました。
もう一つ思ったのは、女性が非常に元気な会社だなということ。女性管理職が35.9%、女性役員は47%もいるんです。しかも、外から来た人というわけでもなく、アメリカン・エキスプレスの中で長くキャリアを積んだ人、キャリア10年以上という人が多い。社内託児所とか、変わった取り組みをしているわけではないので、『なぜ?』と思われるようです。ダイバシティ(多様性)の受容度が高いだけなんですよ。フレックスタイムで働きやすいとか、運用の部分だけでこういった結果が出ている」(清原氏)
清原氏は「日本は成長市場」と話す。「ブルーオーシャンである日本の責任者として、何年かかるかは分からないが、カードの発行枚数や取扱高を倍、倍に増やしていきたい」と目標を語った。
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