次に、1カ月にどれだけのお金を趣味にかけているかをたずねたところ、「1万円未満」の合計が過半数の52.2%。「5万円以上」の合計は9.8%と、全体の1割程度で、趣味のためにあまりお金をかけられないということが浮き彫りに。
これを年収別で見ると、300万円未満の場合、5000円未満だけで半数以上の54%、1万円未満というくくりでは全体の8割を超える結果に。1000万円以上の場合、全体にお金のかけ方がバラバラだが、毎月2万円以上お金をかけられる割合が1割だった年収300万円未満のグループに対し、57%が2万円以上お金をかけていること、また20万円以上かけている人が1割以上いるという結果になり、かなりの額を趣味につぎ込んでいることが分かった。
趣味にかけられる時間を1日の平均時間でたずねた問いでは、6割近い58%が「1時間未満」と回答。
年収別で見ても、その差はほとんど変わらなかった。これらのことから、お金があってもなくても趣味にあまり時間をかけていられないという現代人の忙しさが明らかになった。
しかし、趣味を始めるための障壁となるものをたずねたところ、年収によって大きな違いが現れた。300万円未満のグループで最も多かったのが「お金がない」で46%だったのに対し、1000万円以上では「時間がない」が最多で62%。300万円未満で皆無だった「家族・恋人からのプレッシャー」も4%となり、家庭を持ち年収のあるような仕事についている場合、自分の趣味を楽しむ時間もなくなってしまうという矛盾が生じるようだ。
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