趣味を楽しみたくてもお金がない。十分な収入が得られるようになったころには時間がない。だけど趣味にはお金を使う、必要ならローンを組む。――そんな実態が、「趣味に関する調査」の結果から明らかになった。
調査を実施したのはスルガ銀行夢研究所(d-labo)で、期間は2014年12月8日から9日。全国の20代〜40代、500人の男女を対象に、インターネットを通じて行った。
まず、趣味をいくつ持っているか、との問いに対して最も多かったのが「2個」で33.2%。次いで「3個」(21.2%)「1個」(21%)と続く。中には「11個以上」(2.6%)という人も。
平均で、6個以上の割合は7.8%であったが、年収別に見ると、300万円未満で6%、300万円以上500万円未満が5%、500万円以上700万円未満で4%と減少していくが、1000万円以上になると17%となり、多くの趣味を持つにはかなりのゆとりが必要だということが分かる。
趣味の種類を年収別に見ていくと、年収300万円未満で最も多かったのが読書で30%。次いで映画鑑賞・DVD鑑賞が29%、ゲーム19%と、安価に始められて長く楽しめる、インドアなものが多い傾向が見られた。
他方、1000万円以上では、最も多かったのが旅行・観光で35%、次いで読書32%、映画鑑賞・DVD鑑賞27%であったが、300万円未満では皆無だったロードバイクやダイビング、サーフィンを挙げた人がそれぞれ7%、8%、4%、さらに300万円未満で1%だったゴルフについては15%となった。趣味の幅が広がっているだけでなく、お金のかかるアウトドアでの趣味も楽しんでいることが分かる。
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