最大の強みはビール。「スーパードライ」をさらに進化させる、アサヒビール3分で分かるビジネス戦略(2/2 ページ)

» 2015年02月13日 06時00分 公開
[Business Media 誠]
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海外事業と人材育成

――海外事業について教えてください。

 国際事業については、ホールディングスの管轄になりますが、例えば「アサヒスーパードライ」は現在約70の国・地域で販売されています。アジアナンバーワンのブランドを目指してグローバルマーケティングと販売ネットワークの強化に取り組んでいます。

――人材育成にどう取り組んでいますか。

 社員が自身の成長と会社の成長を実感し、生き生きと働ける環境を構築するために、さまざまな成長支援制度を設けています。例えば「ブラザー・シスター制度」。これは新入社員の成長を支援するというもの。新入社員1人にブラザー(もしくはシスター)が付き、事業場全体で連携・協力しながら計画的に新入社員を育成します。

 「キャリアアドバイザー制度」というのは入社2〜3年目の社員を中心に、キャリアアドバイザー(OB社員)が面談。今後のキャリアプラン、仕事の方向性を明確にできるような相談にのっています。また「グローバル・チャレンジャーズ・プログラム」というものがあって、これは今後の海外事業展開を見据え、グローバルビジネス展開を推進しうる人材の早期かつ計画的・継続的育成を目指すための制度。原則1年間半、アサヒグループの海外事業会社にてOJTを実施しています。

 このほか「ネクストリーダープログラム」は環境変化やグループの成長を鑑みて、経営者として求められる要件を備えた人材の早期かつ計画的・継続的育成を目指しています。女性活躍推進の取り組みについては、ダイバーシティ推進の一環として取り組んでいます。女性リーダー研修、キャリア開発研修、ワーキングマザーネットワーキング会などの施策を実施しています。

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