Business Media 誠では、売り上げを伸ばしている成長企業や、話題の商品・サービスを提供する企業など、さまざまな業界で注目を集めている会社を中心に、各社のビジネス戦略を知るための連載をスタートします。今回は「アサヒビール」をご紹介します。
――現在の市場環境についてご説明ください。その環境をどのように受け止めていますか。
酒類業界は少子高齢化などにより、飲酒人口が減少していく中、引き続き厳しい市場となるものと考えています。また本年の消費動向は、消費税の再増税が延期され景況感の改善は感じられるものの、昨年計画を下回った経済成長、円安に伴うコスト高の影響による商品の値上げ予測などから、お客さまの“商品選択眼”がより厳しいものになるとみています。
そうしたなか、アサヒビールでは強いブランド資産を生かした市場創造型の取り組みを強化し、進化した総合酒類企業を目指しています。
――2015年の企業戦略について聞かせてください。
最大の強みであるビールについては、「アサヒスーパードライ」のさらなる“進化”に加え、「アサヒスーパードライ ドライプレミアム」「アサヒスーパードライ ドライブラック」を中心に、スーパードライブランド全体で“限界なき挑戦”をテーマに強化していきます。
2010年より本格展開した「エクストラコールド」は、当初2015年に計画していた1万店舗での設置を1年前倒しで達成しました。本年の目標は、1万2500店を計画していています。
新ジャンルについては、主力商品である「クリアアサヒ」を中心に強化を図ります。具体的には、クリーミーな泡持ちが特徴の「クリアアサヒ」と、最高級のコクと6%のアルコール「クリアアサヒ プライムリッチ」、両商品に加え機能性を付加した新商品「クリア アサヒ糖質0」を3月17日より発売し、TVCMと連動した店頭施策でブランド価値の向上を目指します。
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