アサヒビールは2月13日、ワインの輸入や販売を手掛けるエノテカを買収すると発表した。投資ファンドのユニゾン・キャピタルなどが保有するエノテカの発行済株式すべてを取得する株式譲渡契約を同日締結した。株式譲渡は2015年3月31日に実行される予定。アサヒビールは好調なワイン事業をさらに伸ばしたい考えだ。
エノテカは関東エリアを中心に全国で約50店舗、海外では香港や上海などで店舗展開している。2014年3月期の連結売上高は173億1300万円だった。
アサヒビールのワイン事業の売り上げ規模は、2014年12月期に約144億円で、前年同期比で25億円増と成長している。特にチリワイン「サンタ・ヘレナ アルパカ」やスペインワイン「ヴィニャ・アルバリ・サングリア」を中心に輸入ワインが好調だ。2015年12月期には151億円の売上高を見込む。
今回の買収によって、アサヒビールは事業規模を拡大するとともに、有力ワイナリーのワインの独占販売権を持つエノテカのブランド力などによって、「ワインのリーディングカンパニー」として市場にアピールしていく。
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