他のコメンテーターに比べ、シリング氏の言葉は非常に短くシンプルなものだった。それでも松坂をかつて弟分としてかわいがっていたこともあっただけに説得力に満ちあふれていた。実はシリング氏にも2008年のシーズンはレッドソックスと前年オフに1年800万ドル(約9億7370万円)の巨額契約を結んで延長しながら、右肩を痛めて一度も登板できずメディアに叩かれまくった苦い過去がある。そして、そこに結果を残せなかった責任とプレーヤーとしての限界を感じ、翌年3月に現役引退を表明した。
そういう過去の背景と照らし合わせれば、シリング氏が番組内で松坂に関して口にした「結論」とは「引退」を指しているのは間違いないだろう。
かつて「怪物」と呼ばれた男の面影は今や微塵(みじん)もない。果たして、松坂は何もしないまま終わってしまうのか。いや、そうは思いたくない。筆者だけでなく、おそらく前出のシリング氏だって元怪物の奇跡の奮起を願っているであろう。可能性は限りなく低いかもしれないが、世のビジネスパーソンたちを再び熱狂させるような力投を見せてくれることを信じたい。
新天地でも“転校生”ではない、イチローのハイレベルな「EQ」
裸一貫で9年ぶり 日本復帰を決意した松坂大輔の“家庭事情”
“ハンカチ王子”斎藤佑樹の人気はなぜ凋落したのか
市民球団「広島東洋カープ」、徹底した黒字追求型経営の姿勢とその裏側
なぜ亀田3兄弟は毛嫌いされるのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング