ご存じの通り、日本のオフィスに重役の個室は少ない。マレーシアとの違いを説明すると「『なるほど、面白いね』と言われたこともあります。マレーシア流だとマネジャーは現場で何が起きているかつかみにくいよね、と日本流に興味を示してもらいました」
コストに厳しいのがこちらの特徴。「日本の場合、良いモノを買って長く使ってコストを抑える考え方をしますが、こちらでは安いモノを買い、壊れたら買い直せばいいという考えです。長期間で見たときのコストを説明することで、ご理解いただけることもあります」と吉川さん。
「日本市場は飽和状態で、現在東南アジアに出たい会社が急速に増えています。しかし調査しても本当の情報に行き着くのが海外では難しい。そこをうまくサービスにつなげる。マレーシアにも優秀な企業はたくさんあるので、こうした企業を紹介、提携しながら、今後はクラウドサービスなどにも取り組んでいきたい」と話した。
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