調査会社米Forrester Researchは9月10日、北米在住の消費者5万8000人以上を対象に実施した調査結果をまとめた。この報告書「The State Of Consumers And Technology: Benchmark 2007」によると、デジタルビデオレコーダー(DVR)、HDTV、ホームネットワークなどのデジタル家電の普及台数が、今後5年間で大きく伸びる見通しという。
Forresterによると、米国における昨年末のDVR所有世帯は2100万世帯だったが、2012年には6900万世帯以上となる見込みだ。また2006年には約2100万世帯が利用していたホームネットワークは、5800万世帯以上が利用するようになる見通しという。大幅な値下げにより、昨年新たに730万世帯がHDTVを購入。今年中には3600万世帯以上、2012年には6900万世帯以上が所有するようになると同社は予測する。
カメラ付き携帯電話の普及は今後も加速、2006年末の4160万台から、2012年には9700万台に到達する見込み。一方、次世代機投入にもかかわらずビデオゲーム機の成長率は横ばいで、今後5年間で14%程度の伸びになるという。また携帯電話で音楽を楽しむ消費者の増加により、MP3プレーヤーの伸び率も若干鈍化しそうだ。Forresterは今年末のMP3プレーヤーの普及台数は4000万台強、2012年は4840万台と見積もっている。
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