セブン銀行は1月22日、ジャスダック証券取引所に2月29日付で上場すると発表した。異業種からの銀行参入が認められた2000年以降に新規参入したのはソニー銀行、イーバンク銀行、ジャパンネット銀行で、2007年には住信SBIネット銀行とイオン銀行が開業。新規参入した銀行が単独で上場するのは初めて。
上場の際、新株は発行せず、自己株式5万3350株と金融機関などが保有する31万400株を売り出す。上場後の時価総額は約1700億円を見込んでおり、株式売却で調達する70億はATMの運転資金(充てんする資金)に使う。
セブン銀行はセブン&アイ・ホールディングスの子会社で、2001年4月に営業を開始。セブン-イレブンとイトーヨーカドーでATMを設置しているほか、554(2007年9月末)の金融機関とATMを提携している。
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