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姫路菓子博に合わせ、白鷺城のお堀の水を浄化

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 4月18日から5月11日まで、兵庫県姫路市では、日本最大のお菓子の祭典「姫路菓子博2008」(正式名称は第25回全国菓子大博覧会・兵庫)が開かれる。

 アステックは姫路菓子博2008の協賛イベントとして、世界遺産にも指定されている国宝・姫路城(白鷺城)のお堀の水を浄化するプロジェクトを行うと発表した。お堀の水の透明度・水質の向上を実現し、濁っていない透明感のある状態(透視度50cm以上)を目標とする。


3月7日のお堀の水。濁っていて鯉がハッキリ見えない

 同プロジェクトでは、アステックが開発した水処理資材「TRP-Ai」を利用し、姫路城のお堀の水を浄化する。TRP-Aiは天然粘土鉱物を使用した凝集剤で、従来の化学薬品系の水処理剤と異なり、処理水への薬品残留がない。また汚泥を産業廃棄物として処理する必要がなく再資源化が可能、といったメリットがあるという。期間は3月21日から5月11日。

 水の浄化は、大きく2段階に分けて行う。第1段階は水処理装置による浄化。お堀の水をくみ上げ、TRP-Aiと反応させたあと、砂ろ過装置を通し、濁りの成分と肥料成分のリンを除去してお堀に水を戻す。

 第2段階は台船を用いた「1Day処理」による浄化で、水処理装置による浄化では足りない分を補う。1Day処理ではTRP-Aiを直接お堀に散布して汚れを凝集沈殿させることにより、即効性が得られるという。


1Day処理のようす

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