シニア世代のランチ、女性は「平均1000円以上」が過半数
慌ただしい1日のなかでも、ランチはホッと息を抜ける時間。そんなランチに、シニア世代では男性より女性の方がお金をかけていることが分かった。ネットエイジア調べ。
住宅ローンや子どもの養育費も払い終え、懐に少し余裕が生まれてきたシニア世代。彼らは日常のささやかな幸せであるランチにどれだけのお金を使っているのだろうか?
ネットエイジアの調査によると、シニア世代(50〜79歳)で「週1回以上」昼食時に外食する人の割合は男性で37.4%、女性で25.2%。利用する店には男女で違いが出ており、男性のトップ3(複数回答)は「ラーメン店」(37.3%)、「そば・うどん屋」(34.1%)、「定食屋」(32.7%)なのに対し、女性のトップ3は「ファミリーレストラン」(44.9%)、「ラーメン店」(28.2%)、「そば・うどん店」(27.8%)。女性は1位の「ファミリーレストラン」のほかにも4位に「和食店」、5位に「イタリアンレストラン」が入るなど、ゆっくりと会話が楽しめるような店を好んでいるようだ。
気になるランチ代の平均額は、男性が825円で女性が989円。別調査によると会社勤めの男性がランチにかける額は平均で590円だが、それに比べるとかなり高くなっている。男性では「1000円」が22.1%と最も多く、次いで「800円」14.8%、3位は「500円以下」で12.4%。女性では「1000円」30.8%、次いで「1200円」13.7%、3位に「1500円以上」10.1%と高めとなっている。男性で12.4%あった「500円以下」の回答は4%にとどまり、過半数がランチに1000円以上かけていることになる。女性の方が外食する頻度が低いため、「せっかく外食するなら、良いものを食べたい」と思っていることが影響しているのかもしれない。それとも財布のひもを握っていて、自由にお金を使える女性が多いからだろうか。
インターネット上の調査で、男女50歳〜79歳の500人(男性250人、女性250人)が回答した。調査期間は4月15日から4月18日まで。
関連記事
- シニア層の消費者は「エコフレンドリー」――米調査
ベビーブーマー層の中でも、環境に優しいメーカーの製品を購入する人は特定のブランドへの忠実度が高く、テレビの視聴時間が比較的少ないという。 - シニア層の半数以上がネットで購入するものとは?
インターネットであるモノを購入するシニア層が増えているようだ。アンケートを実施したWebマーケティングでは「非常に高い割合を占めている」とした。 - 海外のお土産代平均は7万円、自分へのお土産代は女性が1万4500円高い
“非日常的”な雰囲気が海外旅行先として満足度を左右するようだ。高級なのに宿泊料が安い――そんなヴィラが多くあるインドネシアの人気が高い。リクルート調べ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.