ビットワレットは5月19日、電子マネー「Edy」の累積発行数が5月17日に4000万枚を超えたと発表した。4000万はカードや携帯電話(おサイフケータイ)などを含めた累積発行数で、このうちおサイフケータイ分の780万台が含まれる。Edyの累積発行数のうち、20%弱がおサイフケータイということになる。
Edyは2001年11月のサービス開始から42カ月で発行数1000万枚を超え(参照記事)、その後16カ月で2000万枚を突破(参照記事)、さらに9カ月後の2007年5月に3000万を超えている(参照記事)。3000万を超えてから約1年で4000万を超えたことになる。
FeliCa電子マネーの累積発行数としては、Edyの4000万が最大で、おサイフケータイで利用できる電子マネーとしても最も発行数が多い。他事業者の発行するプリペイド型電子マネーとしては、JR東日本の「Suica」の発行数が約2105万で続き、このうちモバイルSuicaは約100万となっている(3月末の数字)。
現在、Edyが利用できる店舗は約7万4000店、Webサイトは約5000(2008年5月時点)。セブン-イレブンなどを除くほとんどのコンビニエンスストアで利用できるほか、首都高Xの電子マネーとしても採用されることが決まっている(参照記事)。
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