理想の上司がいるのは5人に1人
仕事のモチベーションを大きく左右するのが上司だ。やる気を引き出してくれるような「理想の上司」に出会えているビジネスパーソンはどれほどいるのだろうか? アイシェア調べ。
ビジネスパーソンの会社人生は、どんな上司に出会えるかで大きく変わってくる。素晴らしい上司に出会えればモチベーションが上がるだろうが、その逆なら出社することさえ憂うつになってしまうかもしれない。
アイシェアの調査によると、「理想の上司はいますか」と尋ねたところ、「理想の上司がいる(完璧に理想の上司がいる+理想に近い上司がいる)」は19.4%、「普通の上司ならいる」は36.8%、「理想の上司はいない」は43.8%だった。
年代別にみると、「理想の上司がいる」と答えた20代は27.8%なのに対して、30代は19.2%、40代は15.1%と上の年代になるにつれて低くなっている。経験を積んだことで上司をみる目が厳しくなることや、上司の絶対数が少なくなることが原因かもしれない。
部下の連絡先を知っていますか?
緊急事態があったときのために、自分の連絡先を上司に伝えているビジネスパーソンは多いだろう。上司に自分の電話番号かアドレスを教えている人は67.0%。「理想の上司がいる」と回答した人の88.9%は連絡先を教えているが、「普通の上司ならいる」人では77.9%、「理想の上司はいない」人では48.1%しか教えていなかった。
プライベートの時間に上司から電話やメールが来た場合に「無視する」と回答したのは、「理想の上司がいる」人では0%、「普通の上司ならいる」人では2.9%だったが、「理想の上司はいない」人では24.1%もいた。
インターネットによる調査で、対象は男女370人(男性53%、女性47%)。調査時期は7月15日から17日。
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