一部報道機関は9月11日、本田技研工業が電気のみで走る電動二輪車を開発し、2011年に発売すると伝えた。日本郵政グループなどへの納入を目指すほか、一般ユーザー向けも開発し、将来は海外販売も検討するという。また、同報道では、商品化する電気自動車は小型軽量の高性能リチウムイオン電池を採用、家庭用電源での1回の充電で30〜100キロメートル強を走ると説明している。
これに対し本田技研工業の広報部では「電動二輪車を開発していることは事実。しかし、発売時期や仕様などについてはまったく決まっていない状況」とコメントしている。
しかし排出ガスの削減、地球温暖化への影響低減などの観点から、ガソリンではなく電気を動力とする二輪車への関心が高まっているのは事実。例えば、ヤマハ発動機でも電気二輪車を開発している(参照記事)。本田技研工業も、1994年に電動モーターを使用したスクーター「CUV ES」を開発し、官公庁向けにリース販売を行った実績がある。
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