花粉症の悩みより、見た目を気にしていませんか?
花粉が飛散している時期にコンタクトを装用している人はどのくらいいるのだろうか? ジョンソン・エンド・ジョンソンの調べによると、9割以上の人がコンタクトを装用。その理由として「メガネを使用したくない」という声が多かった。
鼻がムズムズ、クシャミ、目がかゆい……また花粉症に悩まされる季節が近づいてきた。コンタクトレンズ(コンタクト)を装用していて花粉症に悩まされている人は、どのような対策を取っているのだろうか?
花粉の飛散時期にもコンタクトを装用している人は96.5%、そしてできればコンタクトの装用を継続したいと考えている人も88.3%であることが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの調査で分かった。コンタクトの装用を止めない理由は「装用を中止してもアレルギー症状に違いがないように感じるから」(29.7%)、「面倒だから」(27.8%)が上位を占める一方、「メガネを使用したくない(見た目が気になる)」(47.2%)と外見を意識した回答が目立った。「花粉症の症状に悩みながらも、見た目や普段のライフスタイルを変えずに過ごしたいと望んでいる人が多い」(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
インターネットによる調査で、コンタクトを装用している男女600人が回答した。調査時期は2008年12月。
目を洗うのは注意!?
花粉症を治療する際、どの医療機関に通院していますか、と聞いたところ「耳鼻科」が51.3%でトップ、次いで「通院はしない」(32.8%)、「眼科」(18.0%)、「内科」(12.8%)と続いた。また自己流ではどのような対処をしているか、と尋ねると「目薬をさす」が80.5%で最も多かった。以下「目を洗う」(63.8%)、「飲み薬を飲む」(32.2%)、「ハーブ、お茶、サプリなどの服用」(30.8%)だった。
コンタクトを装用している人は、どのようにすれば花粉が飛散している時期を快適に過ごすことができるのだろうか。東京女子医科大学の高村悦子准教授は「早めに眼科医に相談し薬の服用、1日使い捨てタイプのコンタクトレンズへ切り替えることで、目の症状を軽くすることが期待できる」とアドバイス。また自己流のケアで「目を洗う」という人が多かったが、「目に入った花粉を洗い流そうと水道水や洗顔液を繰り返し使用することで、目の粘膜を刺激し充血やかゆみが増してしまうことも」と注意を促していた。
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