2008年のビール業界は、サントリーがビール系飲料のシェアでサッポロビールを抜き、3位になったことが話題を集めたが、消費者の好みに変化は出ているのだろうか。
C-NEWS編集部の調査によると、「あなたが飲んだことのあるビールのブランドは?」と尋ねたところ、トップは「アサヒスーパードライ」で92%。以下、「キリン一番搾り 生ビール」(85%)、「ヱビスビール」(83%)、「キリンラガービール」(80%)、「サントリー モルツ」(76%)、「バドワイザー」(65%)、「ザ・プレミアム・モルツ」(65%)、「サッポロ生ビール黒ラベル」(61%)、「ハイネケン」(54%)、「キリン秋味」(52%)が続いた。
2008年1月や2008年7月と比較すると、どのブランドも著しい変化は見られなかったが、「サントリー モルツ」「ザ・プレミアム・モルツ」「サッポロ生ビール黒ラベル」の3ブランドは比較的増加傾向にあった。
飲んだことのあるブランドの中から、飲みごたえがあると思うブランドを聞くと、「ヱビスビール」が最も多く54%。以下、「アサヒスーパードライ」(51%)、「ザ・プレミアム・モルツ」(41%)、「キリン一番搾り 生ビール」(33%)、「キリンラガービール」(32%)が続いた。
今後飲みたいブランドを尋ねると、トップは「アサヒスーパードライ」で24%。以下、「ヱビスビール」(18%)、「キリン一番搾り 生ビール」(10%)、「ザ・プレミアム・モルツ」(10%)、「キリンラガービール」(5%)が続いた。2008年1月、2008年7月と順位の変化はなかった。
インターネットによる調査で、対象は市販のビール系飲料(ビールまたは発泡酒、第3のビール)を週1日以上飲む20歳以上の男女400人(男性200人、女性200人)。調査期間は1月29日から30日。
関連記事
- スーパーやコンビニに「ゼロ」「オフ」商品があふれる理由
厳しい販売競争を繰り広げている食品業界だが、健康志向のニーズを取り込んだ“ゼロ”や“オフ”商品に注目が集まっている。背景にはメタボ予防もあるが、「一過性のブームで終わることがない」との見方が出ている。その理由は……? - 嶋田淑之の「この人に逢いたい!」:ハワイの地ビール、オレゴンワインを通して日本に伝えたいもの――禎・アレン・ゴードンさん(前編)
ハワイ産の高級コーヒー「コナコーヒー」をご存じだろうか。このコナコーヒーを使ったハワイの地ビールを日本で販売すべく飛び回る人物がいる。ゴードン公爵家を祖先に持つ父親と、日本人の母親との間に生まれた彼は、12歳にして起業経験がある、卓越したビジネスセンスの持ち主だ。 - 松田雅央の時事日想・特別編:秋祭りにはビールで乾杯!――ミュンヘン・オクトーバーフェスト
ドイツの飲み物と言えばビール。ビールの街ミュンヘンでは、毎年秋に世界最大級のビール祭り「オクトーバーフェスト」を開催。2週間の開催期間中に約600万人もの観光客を集めているのだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.