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インターネットでCGM(=消費者作成型メディア)系のメディアが登場したため、誰でも情報を発信できるようになっている。さまざまなメディアがあるが、どれだけ利用されているのだろうか。ヤフーバリューインサイト調べ。
従来、一般の消費者はメディアから情報を一方的に受け取ることしかできなかった。しかし、インターネットでCGM(=消費者作成型メディア)系のメディアが登場したことで、誰でも情報を発信できるようになった。
CGM(=消費者作成型メディア)系の各メディア※の認知・利用・参加経験を尋ねたところ、最も認知度(全体から「聞いたことがない」を引いた比率)が高かったのは「一般掲示板」で96.7%。以下、「個人のblog(ブログ)」(94.8%)、「SNS」(92.1%)、「動画共有サービス」(91.7%)、「特定カテゴリの掲示板」(91.2%)、「フリー百科事典」(90.0%)が続いた。
利用経験率(認知度からさらに「名前だけ聞いたことがある」、「何となく内容は分かるが、利用(参加)したことはない」を除いた比率)が最も高かったのは「フリー百科事典」で78.1%。以下、「動画共有サービス」(72.5%)、「個人のblog(ブログ)」(71.6%)、「特定カテゴリの掲示板」(68.7%)、「一般掲示板」(63.8%)、「Q&Aサイト」(62.6%)が続いた。「SNS」は認知度(92.1%)は高いが、利用経験率(43.6%)は低い。
参加経験率(利用経験率からさらに「閲覧したことはあるが、自分で情報発信(参加)したことはない」を除いた比率)が最も高かったのは「個人のblog(ブログ)」で33.9%。以下、「SNS」(30.6%)、「動画共有サービス」(24.2%)、「特定カテゴリの掲示板」(23.2%)、「フリー百科事典」(21.9%)、「一般掲示板」(20.9%)が続いた。「一般掲示板」は認知度(96.7%)は最も高かったものの、利用経験率(63.8%)や参加経験率(20.9%)は比較的低くなっている。
CGM(=消費者作成型メディア)系のWebメディアの利用者に、用途別で利用したいメディアを尋ねたところ、「自分の情報を他人に提供したい」時には「個人のblog(ブログ)」(25.7%)、「他人から情報を得たい」「自分の目的に合った情報を探したい」時には「フリー百科事典」(45.3%、42.5%)、「目的を持たず、何か面白い情報を探したい」時には「動画共有サービス」(40.9%)の利用意向が最も高かった。
インターネットによる調査で、対象は15歳から59歳までの男女1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は2008年12月18日から19日。
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