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結婚への道は険し? 有効恋愛求人倍率は“超氷河期”山崎元の時事日想(3/3 ページ)

「草食系」「肉食系」という言葉を聞いたことがある人も多いだろう。恋愛に受け身な「草食系」、積極的な「肉食系」。ある保険会社の調査によると、求めるタイプのミスマッチによって、恋愛への道が険しいことが明らかに。

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恋愛の心得は同時にセールスのコツ


渡辺淳一さんの『欲情の作法』(幻冬舎)

 筆者には草食系の男女に恋愛の手ほどきをするだけの知識も経験も(度胸も)ないので、最近のベストセラーをご紹介する。

 渡辺淳一さんの『欲情の作法』(幻冬舎)には具体的なアドバイスが多々書かれている。要点をかいつまんでいうと、まず男性は、基本的にふられやすい役回りなので「二兎を追うな」ではなく、「四兎も五兎も追う」くらいが、精神的に余裕もでるしちょうど良く、大いに女性に興味を持ち、マメにアプローチを試みるべしと恋愛の大家は説く。しかし男女の生理的な感性は異なるので、男性は熱心であってもいいが「強引」であってはいけないとつづっている。

 具体的な手法や心理の機微は、渡辺先生の本を読んでいただくしかないが、ついでだから、この本の「男性」と「女性」(女性が読んでも面白い本だが、男性の立場から書かれている)を、「営業マン」と「顧客」に置き換えても読んでみるといい。恋愛の心得が、同時にセールスのコツにもなっていることが分かる。40代以降の独身諸氏にも、大いに役立つはずだ。

 読者諸兄諸姉も「あと一歩の積極性」を身につけて、恋愛でも、ビジネスでも大いに成果を挙げてほしい。

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