堅実だが行動的な新入社員、初任給の使い道と休日の過ごし方
新入社員に実施した意識調査によると、初任給の使い道は例年通り堅実な意見が大半を占めたが、プライベートでは国内旅行やショッピングなど消費傾向が見られた。ガリバー自動車研究所調べ。
「売り手市場」で就職活動をして、「100年に1度の不況」の時期に入社した2009年の新入社員。彼らは初任給の使い道や休日の過ごし方をどう考えているのだろうか。
初任給の使い道、1位は「預貯金」
ガリバー自動車研究所の調査によると、「初任給をどのように使いたいか」と尋ねたところ、一番多かった回答は「預貯金」で72.5%だった。以下、「親にプレゼントを買う」(63.9%)、「洋服・靴・バッグを買う」(24.5%)、「旅行をする」(10.1%)と続いた。
全体的に2008年の調査と似た結果になったが、「預貯金」が2.5ポイント、「親にプレゼントを買う」が5.9ポイント増え、堅実だったり親孝行だったりする新入社員が増えているようだ。
休日の過ごし方は「お出かけ派」が急増
社会人になったらやりたい休日の過ごし方を聞くと、「国内旅行」が最も多く66.0%。以下、「ショッピング」(62.1%)、「家でのんびり過ごす」(61.5%)、「デート」(59.9%)、「ドライブ」(47.4%)、「インターネット」(42.4%)、「海外旅行」(37.1%)、「スポーツ」(33.6%)が続いた。2008年の調査でトップだった「家でのんびり過ごす」を「国内旅行」「ショッピング」が上回るなど、積極的な消費活動へと嗜好(しこう)が移っているようだ。
「定額給付金に合わせた格安旅行プランの登場や、ETCの『高速1000円走り放題』の実施で今後国内旅行の人気が高まり、国内消費も増える可能性がある」(ガリバー自動車研究所)
インターネットによる調査で、調査対象は2009年春に新社会人として就職する予定の18歳〜24歳1000人。調査期間は2009年2月20日。
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