「エコバッグ型」と言われた私:誠 Weekly Access Top10(2009年4月11日〜4月17日)
日本生産性本部によると、2009年の新入社員は「エコバッグ型」だという。その定義は当てはまっているのか、新入社員である筆者が考えてみた。
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今週の最も読まれた記事は「やってしまった! クレジットカードを利用していて、ついウッカリしたこと」。また時節柄、4位「就職するのはどちらが大変? 就職氷河期のころと今」、5位「『そんなの意味があるのですか?』と言いたげな新入社員たちへ」と就職活動や新入社員に関する記事がランクインしている。
春になると、街には真新しいスーツを着ている若者の姿が目立つようになる。彼らの多くは就活生や新入社員で、筆者も入社21日目のピカピカの新入社員だ。
就活生も新入社員も、はた目には似たような若者に見えるかもしれないが、この1年の差は大きい。「売り手市場」の大波に乗って就職活動をした新入社員と、「100年に1度の不況」で苦戦を強いられているという就活生。前者の身としては申し訳ない気もする。
日本生産性本部によると、2009年の新入社員は「エコバッグ型」だという(参照リンク)。いわく、「環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向(エコ)で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。酷使すると長持ちしない(早期離職)が、意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用となるだろう」(日本生産性本部)
この評価には新入社員である私自身、共感する部分がある。私たちは大量採用の売り手市場の中で就職活動ができたため、それほど必死にならずとも「折り目正しい」ままで内定をもらえた人が多かった。また、突如やってきた不況による内定取り消しの恐怖にも耐えてきたため、「耐久性にも優れている」はずだ(たぶん)。日本生産性本部では「酷使すると長持ちしない」とコメントしているが、「活用次第では有用」と持ち上げてくれてもいるので、今後「エコバッグ」がどう成長していくか温かい目で見守ってほしい。
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