「体の衰えを感じる」87%……悲鳴を上げる30代の肉体
30代のビジネスパーソンで、体の衰えを感じている人はどのくらいいるのだろうか。大正製薬の調査によると、9割近くの人が「衰え」を感じており、その原因として「激務」と「気遣い」が体に影響を及ぼしている、と考えている人が多い。
あなたは30代になって、体の衰えを感じていますか? 大正製薬の調査によると、30代の87%は「衰えを感じている」と回答し、その原因として「仕事の内容」(69%)や「会社内の人間関係」(33%)を挙げる人が多く、激務と気遣いが体にも影響を及ぼしていることが分かった。
30代の約9割は体の衰えを感じているようだが、実際にはどういった症状が出ているのだろうか。多かったのは「肩こり」(63%)と「腰痛」(58%)で、多くの人は日常的に肩こりと腰痛に悩まされているようだ。
しかし体の不調を感じながらも、41%の人は「具体的に何もしていない」と回答。一方、何らかの対策をしている人で最も多かったのは「貼り薬、塗り薬」で34%、次いで「マッサージ、整体」(24%)、「栄養ドリンク」(21%)だった。またこれらの対処法に使うコストは「2000円以上5000円未満」の人が最も多く31%、平均すると月3600円を不調改善のために使っているようだ。
現在の景気は悪い
30代のビジネスパーソンで、「現在の景気は悪い」と感じている人はどのくらいいるのだろうか。「不況」であることを実感している人は86%で、「会社の業績やリストラなどが不安」と答えた人も83%に達した。厳しい環境を認識しているようだが、仕事に対する意識として「前向きに取り組んでいる」(56%)、「仕事で結果をきちんと出していきたい」(49%)という人が約半数いた。「仕事に不安を感じながらも、正面から仕事に向き合う姿が浮き彫りとなった」(大正製薬)
インターネットによる調査で、30歳〜39歳の男性ビジネスパーソン357人が回答した。調査時期は4月。
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