経済環境が激変した2008年。さまざまな言葉がメディアを賑わせたが、2009年度の新入社員はどんなビジネスワードが流行したと思っているのだろうか。
産業能率大学が“ビジネス流行語”を20語選定、その中から新入社員に流行したと思う言葉を3つ選択してもらったところ、最も選択された割合が高かったのは「内定取り消し」で70.5%の人が選んだ。以下、2位「派遣切り」(61.6%)、3位「リーマンショック」(29.7%)、4位「100年に1度の金融危機」(23.7%)、5位「サブプライム」(21.8%)が続いた。
「内定取り消し」と「派遣切り」という雇用に関する2語の選択率が特に高かったが、産業能率大学では「今年度の新入社員にとって、この言葉がいかに他人事でなく“自分事”であったかを表しているのではないでしょうか」とコメントしている。
書面アンケートによる調査で、対象は新入社員研修に参加した男女583人。調査期間は3月25日から4月10日。
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