各キャリアの夏モデル発表でにぎわっている携帯電話業界。ユーザーはキャリア各社にどのようなイメージを持っているのだろうか。
C-NEWS編集部では、各携帯キャリアに対するイメージを尋ね、コレスポンデンス分析(複数の変数間の類似度や関係の深さを調べるための手法で、結果を散布図の形で表す)を行った。その結果、NTTドコモは「安心できる」「通話品質が良い」、auは「女性向き」「エンタメサービスが充実している」、ソフトバンクは「新しいことに挑戦している」「利用料金が安い」といったイメージを持たれていることが分かった。
携帯電話の利用料金はいくらくらいなのだろうか。「最もよく利用している携帯電話機の利用料金は月額いくらですか?」と聞くと、平均月額料金は5379円。キャリア別に見ると、NTTドコモユーザーは5433円、auユーザーは5497円、ソフトバンクユーザーは5310円だった。
ユーザーはキャリアにどのくらい満足しているのだろうか。「今後利用したいと思う携帯電話会社はどこですか?」と尋ね、各キャリアのユーザーごとに利用中のキャリアを回答する比率を見ると、最も高かったのは「NTTドコモユーザー」で79%。以下、「auユーザー」(73%)、「ソフトバンクユーザー」(65%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は携帯電話・PHSを保有している15歳(中学生は除く)以上の1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は4月30日と5月1日。
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