不況の影響で……家族の絆は深まり、同僚とのつき合いは減る?
長引く景気低迷の影響で、生活時間にどのような変化が出ているのだろうか? 1年前と比べて変化したことを聞いたところ「在宅時間」は増えたが、「残業時間」は減ったという人が多いようだ。シチズンホールディングス調べ。
景気低迷の影響で、あなたの生活時間(1日当たり)は1年前と比べて変化しましたか? シチズンホールディングスの調査によると、増えた割合が多かったのは「在宅時間」で30.8%、次いで「家族の団らん時間」(26.5%)、「テレビの視聴時間」(25.0%)、「子どもとのふれ合い時間」(22.3%)、「家での夕食時間」(16.8%)ということが分かった。「いずれも『家の中で過ごす』『出費を伴わない』という点で共通しており、景気の低迷が家族回帰、家族の絆を深める結果となった」(シチズンホールディングス)としている。
「在宅時間」が増えたという人(123人)の50.3%は「2時間以上」と回答。中でも20代は「3時間以上」が39.0%と、ほかの年代(30代16.0%、40代20.0%、50代以上29.6%)と比べ多かった。
インターネットによる調査で、全国の給与所得者家族(子どもあり)400人が回答した。調査期間は4月10日〜4月12日まで。
不況の影響で減少した生活時間
一方、不況の影響で生活時間が減少したのはどんなことだろうか。最も多かったのは「残業時間」で29.0%、以下「家族での外出時間」(23.5%)、「会社仲間とのつき合い時間」(20.5%)、「ドライブ時間」(19.3%)、「ショッピング時間」(18.0%)と続いた。「残業時間の減少は会社の意向もあるだろうが、帰宅時間を早め、家族と過ごす時間を増やすことにつながっているようだ」(同)
「残業時間」が減ったという人(116人)の29.3%は「3時間以上」と回答。「1時間以上」で見ると、79.3%にも達した。また「会社の仲間とのつき合い時間」が減ったという人(82人)の31.7%は「3時間以上」と答えた。特に20代の46.2%は「3時間以上」としたが、ほかの年代(30代20.0%、40代26.9%、50代以上26.7%)は2割にとどまった。
関連記事
- お風呂は誰と入る? 夫と妻で考え方にズレ
「体をきれいにする」以外に、お風呂ではどのようなことをしているのだろうか? 10代の女性は「携帯で電話やメールをする」など、お風呂に入るときも携帯電話を手放せないようだ。INAX調べ。 - 彼女&彼氏に知られたくないことは?
独身の人は、恋人にどんな情報を開示してもらいたいと思っているのだろうか? ライフネット生命保険の調査によると、男性は彼女に「お金の使い道」、一方の女性は「年収」という回答が多かった。 - 二次元の女と三次元の女、見つめたいのはどっち?
あるデザイン専門学校でヌードデッサンの授業をしていると、「気分が悪い」と退室する学生が何人も出たという。二次元のヌード絵は良くて、生身の女性の裸がダメなのはなぜか? その理由を考察していこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.