ユニクロやしまむらなど、低価格がウリの衣料品店が人気を集めている昨今。消費者はどのようにファッションアイテムを購入しているのだろうか。
C-NEWS編集部の調査によると、ファッションアイテムを買う人に重視するポイントを尋ねたところ、最も重視されていたのは「価格」。以下、「デザイン性(形状や色、模様)の高さ」、「着心地の良さ」、「品質(素材、縫製など)の良さ」、「着回しのしやすさ」、「素材の種類」が続いた。一方、「ブランド」や「流行、トレンドに合っていること」はそれほど重視されていないようだ。
ファッションアイテムを買う人に月当たりにかける費用を聞くと、平均金額は1万43円と、2008年調査の1万749円から706円減少した。男女別に見ると、男性(8931円)より女性(1万1097円)の方が高く、年代別では20代が最も高かった(10代7832円、20代1万1221円、30代1万819円、40代9416円、50代以上1万817円)。
どこでファッションアイテムを購入するのだろうか。「買いに行くことの多いスポットはどこですか?」と尋ねたところ、首都圏のトップは「新宿」で28%。以下、「池袋」(21%)、「横浜」(17%)、「渋谷」(17%)、「原宿」(13%)、「銀座」(12%)が続いた。
関西のトップは「梅田」で47%。以下、「心斎橋」(23%)、「三ノ宮」(23%)、「難波」(20%)、「四条」(12%)、「河原町」(11%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は1都3県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)または2府2県(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)在住で15歳〜64歳の男女1000人(男性500人、女性500人)。
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衣類などファッションアイテムの購入場所を聞いたところ、年代による違いがあった。10〜20代は「ファッションビル」だったが、30代以上は「デパート」がトップ。中でも30代は、ほかの年代と比べ幅広く購入先を選んでいるようだ。C-NEWS調べ。 - カジュアルウェアショップでどんなモノを購入していますか?
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