ニュース
1店舗で年間1.2トンのCO2削減――ニッポンレンタカー、エコ営業所を開設
ニッポンレンタカーサービスは、環境に配慮したエコ営業所のモデル店舗を軽井沢駅北口にオープンした。1店舗あたり年間約1.2トンのCO2削減を目指すとしている。
ニッポンレンタカーサービスは7月29日、環境に配慮したエコ営業所のモデル店舗を軽井沢駅北口にオープンした。環境に配慮した設備などを導入することで、同社では1店舗あたり年間約1.2トンのCO2削減を目指すとしている。
モデル店舗としてオープンしたのは、ニッポンレンタカー信州が運営する軽井沢駅北口営業所。同営業所に取り入れられた環境配慮型システムや設備は、太陽光発電、LED照明、遮熱塗装/遮熱フィルム、雨水利用タンクなど。
太陽光発電システムの発電量は1日あたり約3200キロワット時で、昼間の売電により、夜間の車庫看板照明にかかる電気料金を相殺する。CO2削減量は年間497キロ、従来の発電方式(火力)と比べ90%ほどの削減を見込む。
LED照明を事務所や車庫などに導入することで、CO2の削減は年間608キロ(蛍光灯と比べ44%の削減)。また遮熱フィルムを窓ガラスに張り付けたり、遮熱塗装を屋根に塗装することで空調のエネルギーを抑制。これにより、CO2削減量は年間93キロに達するという。
さらに貯水量5000リットルの浄化槽を設置し、そこに貯めた雨水を洗車に利用することで水道水の使用量を削減。タンク満水時で約250台の洗車用水が確保できるという。CO2削減量は年間26.2キロ。
同社では軽井沢駅北口営業所をモデルに、今後も環境に配慮したエコ営業所を増設していくとしている。
関連記事
- 日本貨物航空、太陽光を活用するなどしたエコ格納庫を建設
- ECO建築探訪:コンビニの電力使用量を削減せよ――ローソン4つの挑戦
深夜営業が環境に悪影響だとして、規制も検討されているコンビニ。そこでローソンが消費電力削減のモデル店舗として、広島県の呉市広公園内に省エネコンビニをオープンしている。 - 松田雅央の時事日想:太陽光発電世界1位――ドイツのソーラー事情
世界1位の太陽光発電大国となったドイツ。太陽電池生産は年率50%のペースで増えており、経済危機の中でも成長産業として有望視されている。具体的にどう使われているかリポートしよう
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.