手帳を買って最初にすることは?
2009年度も下期が始まり、店頭には来年用の手帳が並び始めている。日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が実施した調査で、手帳の使い方に関する男女の差が浮き彫りになった。
2009年度も下期が始まり、店頭には来年用の手帳が並び始めている。あなたが手帳を選ぶときに重視しているポイントはどこだろうか? 日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は10月1日、手帳へのこだわりや使い方に関する調査結果を発表した。回答したのは20代〜50代のビジネスパーソン416名で、インターネットによる調査。
男性は実用性を、女性は「手書きの楽しさ」を重視
スケジュール管理にどんなツールを使っているか聞いたところ、最も多かった回答は「ノート型とじ手帳」で30.3%。次いで「携帯電話」(19.0%)、「カレンダー」(16.3%)、「システム手帳」(13.5%)という結果だった。
このうち、ノート型とじ手帳とシステム手帳をメインに使っている人にその理由を聞くと、「自由に書くことができ、使い方に制限がない」「文字を入力するより手書きの方が手軽」「一覧・俯瞰(ふかん)しやすい」といった回答が上位に並んだ。男女別に見ると、男性は主に実用性を重視しているのに対し、女性は「手帳に書きためるのが楽しい」「手書きの文字に愛着がわく」など、手帳に書くこと自体を楽しんでいる人が多いようだ。
20代は文庫本サイズが多数派
ノート型とじ手帳で最も使用されているサイズは「文庫本サイズ」(48.5)%で、昨年トップだった「小型サイズ」(40.9%)を逆転した。特に20代においては、文庫本サイズが64.8%と、小型サイズの25.9%を大きく上回っている。
手帳を選ぶ際に最も重視するポイントは「中身のレイアウト」(57.9%)が最も多く、3年連続で1位となった。また、最も使用されている日記欄のレイアウトは、カレンダー形式の「月間ブロックタイプ」。来年使いたい手帳カバーの色は、男性は「黒」、女性は「ピンク」と答えた人が最も多かった。
女性は「まず記念日を書き込む」
手帳に書き込んでいる内容を聞いたところ、男性は「仕事の予定」(91.0%)、女性は「プライベートの予定」(94.7%)がそれぞれトップだった。また、新しい手帳を入手して初めにすることは、「誕生日など記念日の記入」と回答した人が約半数。この結果を男女別にみると、男性が25.4%に対して女性が74.6%と、記念日に対する男女の意識の差がうかがえる結果となった。
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