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エコと便利のちょうどいい関係――新型ゴルフ ヴァリアントに乗ってみた:神尾寿の時事日想(4/4 ページ)
エコカーとは何か? ハイブリッドカーとは違うアプローチとして「低燃費だが高出力」という解を示しているのがフォルクスワーゲンだ。30〜40代男性がメインターゲットという、ゴルフベースのステーションワゴンに乗ってきた。
エコカー選びは「ライフスタイルにあわせて」
2009年はまさにエコカー元年であり、プリウスなどハイブリッドカーをはじめ多くのエコカーが登場した。それによってエコカーの選択肢が一気に広がっている。
徹底的な燃費の良さを求めてハイブリッドカーを買うのも手だが、ゴルフヴァリアントのように、走らせて楽しく、しかも結婚・子育てなどライフステージ変化にも柔軟に対応できるクルマを選ぶのも、賢い選択の1つと言えるだろう。エコと便利をうまく両立させ、走って楽しいゴルフヴァリアント。誠世代の読者にとって、検討する価値がある1台と言えそうだ。
著者プロフィール:神尾 寿(かみお・ひさし)
IT専門誌の契約記者、大手携帯電話会社での新ビジネスの企画やマーケティング業務を経て、1999年にジャーナリストとして独立。ICT技術の進歩にフォーカスしながら、それがもたらすビジネスやサービス、社会への影響を多角的に取材している。得意分野はモバイルICT(携帯ビジネス)、自動車/ 交通ビジネス、非接触ICと電子マネー。現在はジャーナリストのほか、IRIコマース&テクノロジー社の客員研究員。2008年から日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選考委員、モバイル・プロジェクト・アワード選考委員などを勤めている。
本連載(時事日想)とITmedia プロフェッショナルモバイルに執筆した記事をまとめた『次世代モバイルストラテジー』(ソフトバンククリエイティブ)も好評発売中。
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