調査リポート
退職交渉で引き止められましたか?
退職を伝えた際、上司から引き止められたことがある人も多いのでは。転職者のうち、どのくらいの人が引き止めを経験しているのだろうか。リクルートエージェント調べ。
退職を伝えた際、上司から引き止められたことがある人も多いのでは。転職者のうち、どのくらいの人が引き止めを経験しているのだろうか。
リクルートエージェントの調査によると、過去2年間に転職を経験した20〜30代のビジネスパーソン(管理職を除く正社員、会社の倒産・解雇などやむを得ない事情で転職した方を除く)に「退職交渉で上司から引き止められましたか?」と尋ねたところ、「引き止められた」は63%。退職交渉を始めた時期別に見ると、引き止められた人の比率は、2008年9月のリーマンショック前(66%)よりリーマンショック後(54%)の方が12ポイント低かった。
引き止められた人に「あなたが思う、引き止められた理由は?」と聞くと、トップは「仕事内容・能力が評価されていたから」で59%。以下、「退職するとほかのメンバーに迷惑がかかるから」(42%)、「ポストを埋めるための採用・異動にコストや労力がかかるから」(25%)、「上司との間に信頼関係ができあがっていたから」(17%)、「退職すると上司の評価に影響するから」(11%)、「退職すると取引先など他社に迷惑がかかるから」(11%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は過去2年間に転職を経験した全国の20〜30代のビジネスパーソン1044人(管理職を除く正社員、会社の倒産・解雇などやむを得ない事情で転職した方を除く)。
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