パナソニック電工は1月26日、CO2排出量を60%以上削減することを目指した省エネ住宅「エコイエ」を開発、2月1日からパナソニックビルダーズグループ加盟店を通じて発売すると発表した。
エコイエは、木と鉄の複合梁と高強度接合金物を組み合わせて耐震性を高めた同社独自の木造耐震住宅工法「テクノストラクチャー」に、次世代省エネルギー基準対応の外張り断熱工法「くるみ〜な」、太陽光発電システム「サンベスト」、家の中の電力使用量をチェックできる「ECOマネシステム」、LED照明やヒートポンプ給湯器といった省エネ家電など、パナソニックグループが持つ省エネ・創エネ設備を搭載。さらに、太陽光や風など自然の力を生かせる間取りや開口にするなど地域特性に合わせた工夫を凝らして、CO2排出量を1990年比で60%以上削減することを目指した。
なおエコイエは、2009年11月に国土交通省の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択されており、補助金の対象となっている。
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