東京のハイヤー・タクシー会社である日の丸リムジンは3月25日、電気自動車(EV)を採用したゼロエミッションタクシー「ゼロタクシー」2台の運行を開始した。
EVタクシーの実施は、同社のほか東京都、千代田区、国土交通省の関東地方整備局や東京国道事務所などが参画する大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区・周辺地区環境交通推進協議会が、2009年9〜10月と2010年1〜2月に実施した環境交通社会実験の参加者からの要望に応じたもの。導入したEVは三菱自動車工業の「i-MiEV」で、大丸有地区を流し運行する。
運賃は東京地区における一般的なタクシー料金と同額で、2キロまでの初乗りが710円。営業範囲は、1充電あたりの航続距離の関係から、大丸有地区を中心とした山手線沿線地域となる。運行時間は平日の8時30分〜18時30分で、電話での予約も受け付ける。
関連記事
- 電気自動車に乗ればCO2が増える? ドイツのジレンマ
今でこそ電気自動車(EV)の話題を見聞きすることは珍しくないが、10年ほど前には “近未来カー”といったイメージを抱いている人も多かったのではないだろうか。今回の時事日想は自動車大国・ドイツでの、EV事情に迫った。 - もう1つの電気自動車、燃料電池車
CO2問題、エネルギー問題を踏まえ、急速に普及してきたハイブリッドカー。次の飛躍はやはり電気自動車なのか? 実はもう1つの選択肢として研究開発が進んでいる自動車がある。水素を燃料として使う燃料電池車だ。その魅力と課題をFC EXPOの講演から探る。 - 何万円までなら電気自動車を買いますか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.