ソフトバンクグループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズとアーキエムズは3月30日、京都市内でコミュニティサイクル事業を開始すると発表した。烏丸御池など京都市内を中心に自転車の貸出/返却拠点を設置し、その後は観光名所や交通要所にも広げて行く計画だ。
自転車の貸出/返却拠点にはデジタルサイネージを併設し、観光情報や利用案内、広告などを配信する。外国人観光客や一般観光客の利用を促進するため、既存のコミュニティサイクルで多く採用されている事前登録方式ではなく、ポストペイド方式による利用者認証と料金決済を採用してすぐにその場で貸し出しできるようにした。具体的には、クレジットカードのほか、携帯電話の「おサイフケータイ(FeliCa)」や専用FeliCaカードを使った「ピタパ(PiTaPa)」「アイディ(iD)」「クイックペイ(QUICPay)」のポストペイド型電子決済サービスを利用する。
貸出/返却状況はPCと携帯電話からいつでも参照できるようにするほか、専用のTwitterアカウントでも情報発信して、より利用しやすくしていくとしている。
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