高所得者たちが新社会人に贈りたい本、トップは『7つの習慣』
書店で多く並ぶビジネス書。年収750万円以上の高所得者たちに「新社会人に贈りたい本は?」と尋ねると、トップはスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣―成功には原則があった!』だった。ビズリーチ調べ。
書店で多く並ぶビジネス書。社会である程度成功を収めている人は、新社会人にどんな本を読んでほしいと思っているのだろうか。
ビズリーチの調査によると、年収750万円以上のビジネスパーソンに「新社会人に贈りたい本は?」と尋ねたところ、トップはスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣―成功には原則があった!』だった。読んでほしい理由を聞くと、「人生のエッセンスがすべて含まれている。成功するための法則、習慣を学んでほしい。我慢して読み終え、1つでもいいので実践してほしい」「より良く生きるために行動を変革することの重要性と方法論が書かれている。自己意識の変革をうながしたい」などが挙がった。
2位は司馬遼太郎著『坂の上の雲』、3位はデール・カーネギー著『人を動かす』、4位は司馬遼太郎著『竜馬がゆく』、5位は稲盛和夫著『生き方―人間として一番大切なこと』が続いた。ほとんどがビジネス書だが、なかには司馬遼太郎さんの作品や山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』のような小説もランクインしている。
新社会人はどんな人を目標にするべきなのだろうか。「新社会人がビジネスパーソンとして成功するためにお手本にしてほしいリーダーは誰ですか?」と聞くと、トップは松下電器産業(現パナソニック)創業者の「松下幸之助」さん。その理由としては、「生活者、得意先、社員、株主などすべての関係者に対する責任を果たしてきた、すばらしいリーダー」「『現場主義』『現物主義』であり、従業員を大切にした」「先覚者であり、日本社会の発展、人々の幸福を重要視した人格的経営者。経営の本質を知っている」などが挙がった。
2位はソフトバンク社長の「孫正義」さん、3位は京セラや第二電電(現KDDI)創業者で日本航空会長の「稲盛和夫」さん、4位は本田技研工業創業者の「本田宗一郎」さん、5位はファーストリテイリング会長兼社長の「柳井正」さんが続いた。外国企業の経営者では、7位にアップルCEOの「スティーブ・ジョブス」さん、12位にマイクロソフト会長の「ビル・ゲイツ」さんなどがランクインしている。
インターネットによる調査で、対象は求人サイト「ビズリーチ」の会員962人(平均年収1016万円)。調査期間は3月9日から15日。
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