メインで利用する電子マネー、「WAON」「nanaco」が増加
さまざまな種類が登場し、生活のあらゆるシーンで見かけるようになった電子マネー。楽天リサーチの調査によると、「WAON」や「nanaco」をメインの電子マネーとして利用している人が増えているようだ。
さまざまな種類が登場し、生活のあらゆるシーンで見かけるようになった電子マネー。どのように使われているのだろうか。
楽天リサーチの調査によると、「メインで使っている電子マネーは何ですか?」と尋ねたところ、トップは「Edy(エディ)」で26.3%。以下、「Suica(スイカ)」(20.6%)、「WAON(ワオン)」(19.6%)、「nanaco(ナナコ)」(11.5%)、「PASMO(パスモ)」(5.7%)、「iD(アイディ)」(3.5%)、「ICOCA(イコカ)」(3.1%)が続いた。
2009年調査と比較すると、「WAON」は9.5ポイント、「nanaco」は2.5ポイント増やしている一方、「Edy」は2.7ポイント、「Suica」は2.4ポイント、「PASMO」は3.2ポイント減少している。
どんな電子マネーが求められているのだろうか。「電子マネー商品を選ぶ際に重視する点」を聞くと、トップは「利用時にポイント・マイルなどの特典が付く」で58.7%。以下、「普段よく利用する店で使える」(43.9%)、「使える店の数が多い」(38.9%)、「チャージできる場所の多さ」(38.7%)、「割引制度がある」(31.9%)、「決済方法が便利である」(27.1%)が続いた。
楽天リサーチでは「全般に回答がばらける傾向にあり、電子マネーの選択基準やニーズが多様化していることが見てとれる」とコメントしている。
「1カ月当たりの電子マネー使用額」を尋ねると、最も多かったのは「1000円未満」(23.9%)だったが、その次は「1万円〜1万9999円」(12.9%)と、ライトユーザーとヘビーユーザーに2極化している様子がうかがえる。加重平均値は7431円で、2009年調査より75円増加している。
インターネットによる調査で、対象は20〜69歳の男女1000人(男性500人、女性500人)。調査日は3月19日。
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