泥フェスから携帯電話投げ大会まで――世界のどこかで今日もお祭り?:木村奈津子の知っ得トラベラー通信(3/3 ページ)
世界のどこかで毎日、開催されているお祭り。お祭りを目当てに旅行先を決める人も多いだろう。今回は数多く行われている世界のお祭りの中から筆者が気になったものを紹介する。
携帯電話投げ世界大会(フィンランド、8月)
名前からして、強烈なインパクトのイベント。フィンランド人はとても独創的でユニークな国民性を持っているのだと思う。
携帯電話投げ大会は、毎年フィンランド南東部にあるサヴォンリンナで開催され、2000年から毎年行われている。この大会は4つのカテゴリーがあり、飛距離だけではなく、投げる際のフォームの美しさやパフォーマンスの精度を競うものまであるとか。投げる携帯電話は使えなくなった中古の携帯電話を使用しており、競技者たちは好きなメーカーの携帯電話を投げるそうだ。
ちなみに携帯電話投げ大会以外にも、「何時間サウナで我慢できるか」といったサウナ我慢大会なども開催されるようだ。
ニューポート ビーチ クリスマス ボートパレード(米国、12月)
最後に筆者一押しのお祭りがロサンゼルス南部のニューポートという街でクリスマス前に開催されるニューポート ビーチ クリスマス ボートパレード。レンタカーで行けばロサンゼルスからアクセスは良い。
大規模なお祭りではないが、地元の人々が多く見物に来るため、港でのボートのイルミネーションだけではなく、界隈の家のクリスマスイルミネーションの力の入れようが半端ではない。また港に面したお金持ちの大きな家の人々が、「どうぞ中を見てください」と言わんばかりにカーテンを開けていて、室内が丸見えになるので、そちらを覗き見するのも面白かったりする。
音楽ががんがん鳴っているようなパレードは対照的で、シーンと静まりかえった中、次々とイルミネーションされたボートが港を横切るこのパレードは、とても幻想的でロマンチックだ。
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