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小手先だけのチューニングではない新型ゴルフR:岡崎宏司のクルマ DE トリップ(2/2 ページ)
自動車ジャーナリスト・岡崎宏司氏がフォルクスワーゲン「ゴルフR」をチェック。新型ゴルフRは、本格派のスポーツハッチです。
スポーツ度を高めたインテリア
インテリアも当然スポーツ度は高められていますが、とくに、オプションのレカロ製スポーツシートをオーダーすると、さらにグンとスポーツ度は高まります。
このレカロ製バケットシートはオプションですが、座っただけでその気にさせられます。でも、ゴルフRは速いけれど、乗り心地にも粗さなどないし、日常のゆったりした走りにも難なくついてきてくれます。
エンターテイメント性だけで評価すれば、R32の方が高い点が付くかもしれませんが、速さと身のこなしの自在さを評価すれば、新しいRに軍配は上がります。
パワー的にも勝っていますが、それより大きいのは重量が60キロほども軽いことです。軽量化は「百薬の長」ですが、とくに、路面条件が厳しくなったようなとき、あるいはハードに攻めれば攻めるほど、新型Rの重量(前後重量バランスも含めて)が、大きなアドバンテージになるのは間違いありません。
ブレーキも前後に大径ディスクが組み込まれています。試乗会では、前夜に降った雪の影響で、あまりハードには走り込めませんでしたが、ゴルフのトップモデルの名に、そして「R」の名にふさわしい走りをするのは間違いないでしょう。
とにかく、新型ゴルフRは、本格派のスポーツハッチです。
(文&撮影:岡崎宏司)
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