フランクフルトのポルシェたち:岡崎宏司のクルマ DE トリップ
いかにもデキそうなビジネスマンが、タイは着けたまま、スーツの上着だけ脱いで、ダーク系911のステアリングを握る……。相当、カッコいいです。
著者紹介:岡崎 宏司(オカザキ コウジ)
1940年東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。文化的側面からクルマを斬る自動車評論家。輸入車がレアだった45年以上前に、「旅行に行くから」と言って借りた、父のノーマルのベンツでラリーに出場し、優勝したという、やんちゃな過去も。
※この記事は、LUXURY TVより転載しています。
フランクフルトはドイツ経済の中心地です。と同時に、EU経済の中心地でもあります。とくに金融やIT関係で、フランクフルトに本拠を構える企業は少なくありません。
市の中心エリアに林立するモダンな超高層ビル群も、それを雄弁に物語っています。そんなフランクフルトは、世界でももっとも多くポルシェ 911を見かける街です。
有名なショッピングエリアはもちろんですが、通勤時のビジネスエリアでも多くの911を見かけます。
いかにもデキそうなビジネスマンが、タイは着けたまま、スーツの上着だけ脱いで、ダーク系911のステアリングを握る……。
相当、カッコいいです。
ポルシェ 911が、単に高性能なスポーツカーであるだけでなく、ビジネスマンのステータスを示すツールにもなる……。そんな多才なクルマであることが、フランクフルトではハッキリ分かります。
リーマンショック前は、ビジネスエリアに通じる道路で、そんな911をそれこそ頻繁(ひんぱん)に見かけました。リーマンショック後はさすがに減りましたが……。でも、依然として、有名なショッピングエリアでは、多くの911を見かけます。
(文&撮影:岡崎宏司)
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