6月も終わり、業績が堅調だった企業では夏のボーナスが支給された人も多いだろう。若手ビジネスパーソンはボーナスについてどのように感じているのだろうか。
求人サイト「ジョブナス」の調査によると、20〜25歳の社会人2〜3年目の男女で夏のボーナスがすでに支給された人に「今年夏のボーナス支給額に満足していますか?」と尋ねたところ、「満足している(大変満足している+まあまあ満足している)」は44.2%と、「不満を感じる(やや不満を感じる+かなり不満を感じる)」の19.9%を大きく上回った。
ジョブナスでは「景況感から考えると支給額そのものが高額であった可能性は低いと言えるため、長引く不況を肌で感じてきた若手ビジネスパーソンが『そもそもボーナスに対してあまり期待をしていない』という傾向を垣間見ることができる」とコメントしている。
「今年の夏のボーナスの使い道は何ですか?」と聞くと、トップは「貯金」で74.0%と断トツ。以下、「趣味の費用」が37.4%、「衣類・ファッション費」が35.9%、「旅行」が26.7%、「生活費」が11.5%で続いた。「倹約家である一面が見られるのに加えて、ボーナスで購入するものも日常生活品が多く選択されるという傾向が明らかとなった」(ジョブナス)
漫画やドラマなどでは、ボーナスが現物支給になったという話をしばしば見かけるが、本当にそうなった場合、どんなものをもらえるとうれしいのだろうか。「仮にボーナスを現物支給されるとしたら、どんな現物(現金・金券除く)だとうれしいですか?」と尋ねると、トップは「電化製品」で22.5%。以下、「食品(お米・お酒)」が11.5%、「旅行券」が9.5%、「ギフト券」が6.3%で続いた。一方、「現金以外はうれしくない」という人も5.0%おり、「休暇」と答えた人も5.0%いた。
インターネットによる調査で、対象は20〜25歳で社会人2〜3年目の男女400人。調査期間は6月22日から25日。
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