コラム
ローソンが農園の経営に――“誠実短小”の生鮮物流への挑戦:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)
ローソングループが野菜を安定供給するため、香取市の芝山農園と共同出資で設立した農業生産法人ローソンファーム千葉。「中抜きを廃す」というサプライチェーンの改革のウラにはどんな苦労があるのだろうか。
野菜流通の変化の味
さてお昼時の取材、収穫したての小松菜料理で農村立食パーティ。鶏ささみ肉のジンジャー炒め、かき揚げ、蒸しパン、煮びたしなど、小松菜料理のレパートリーは意外なほど広い。蒸しパンをお代わりした我々はお腹いっぱい。
誠実さをチェックしてみた。店頭での入荷調査だ。取材の翌日、地元のローソン100に行くと、朝からお客さんがちらほら。高齢化、人口減で、郊外大型スーパーから小型スーパーに需要はシフトしている。あれ? 小松菜は未入荷。まだ時間が早いのかな。そこで台風のまっただ中の午後、池袋のローソン100に立ち寄ると、そこには篠塚さんの小松菜があった。我々の収穫したものと同じ(当たり前だ)。
生産者と流通者の汗の結晶で作ったペペロンチーノ、私が塩をきかせすぎたので実際しょっぱかった(笑)
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