帝国データバンクは11月30日、「全国メーンバンク調査※」の結果を発表、メーンバンクとして認識している企業数が最も多かったのは、「三菱東京UFJ 銀行」で10万996社だった。シェアは7.49%で、前年より0.10ポイント減少した。
※企業概要データベース「COSMOS2」に収録されている企業(135万社)がメーンバンクと認識している金融機関について抽出し、集計した。複数のメーンバンクがあるケースでは、最上位の金融機関が対象。2010年10月末時点。
2位は「三井住友銀行」の7万9318社(シェア5.88%、前年比0.19ポイント減)。3位は「みずほ銀行」の5万9618社(同4.42%、同0.20ポイント減)で、3大メガバンクで全体の17.79%を占めた。
地域別に見ると、北海道に本社を置く企業がメーンバンクとして認識している金融機関トップは「北洋銀行」、東北は「七十七銀行」、北陸は「北陸銀行」、中部は「三菱東京UFJ銀行」、近畿は「三井住友銀行」、中国は「広島銀行」、四国は「伊予銀行」、九州は「西日本シティ銀行」と、それぞれの地域の地方銀行がトップとなる傾向にあった。
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