え、水商売を? ちきりんさんの正体に迫る:ちきりん×磯崎哲也のマジメにおちゃらける(1)(4/4 ページ)
人気ブロガーとして多くの読者が注目する、磯崎哲也さんとちきりんさん。Business Media 誠ではこの2人に登場していただき、全8回の対談をお送りする。社会問題などをマジメに“おちゃらけ”てもらったが、今回はちきりんさんの過去に迫ってみた。
磯崎:ただ実務をやり始めると、法律だけ知っていても何もできません。しかしそのことを、学生さんたちになかなか伝えきれなかった。……という悔しい思いがこの本の中に込められているんですよ(笑)。
ちきりん:この本は難しい内容ではないので、大学2年生くらいが授業で使えばいいのにと思いました。起業するしないに関わらず、「起業とはどんなこと?」ということを知ることは大切ですから。
磯崎:「起業とはどういうことか」という知識があって起業しないのと、知識がなくてしないのは全く違います。学生全員に「起業を志せ」なんてことは申しません。しかし「そういう道もあるんだ」ということを知らないのと知っているのとでは、やはり社会人としての道を決めるというときに、大きな違いが出て来ると思うんです。
磯崎:ところで、ちきりんさんが使ってる“おちゃらけ”ってキーワード、いいですよね。難しい話を難しく語るのではなく、分かりやすく楽しく伝えてらっしゃる。私のブログや本などでも“おちゃらけ”を前面に出したいくらいなんですけど、 すでに“おちゃらけ”と言えばちきりんさんなので、使えなくて残念です(笑)。
ちきりん:ハハハ。
磯崎:なので“ぶっちゃけ”とかがいいかもしれない(笑)。
ちきりん:“おちゃらけ”という言葉、独占するつもりはないので使ってください。“おちゃらけネットワーク”というのもいいんじゃないでしょうか?
磯崎:マジですか! それはうれしい。
→続く。
ちきりんさんの対談バックナンバー
→NHKを1週間で左遷され……政治とメディアの世界を“いったりきたり”(対談相手:上杉隆さん)
→5W1Hに忠実な新聞よりも、グチャグチャな「圧縮新聞」の方が面白い理由(対談相手:phaさん)
→新聞が「若者は不幸である」と報じない理由(対談相手:赤木智弘さん)
著者プロフィール:ちきりん
兵庫県出身。バブル最盛期に証券会社で働く。米国の大学院への留学を経て外資系企業に勤務。2010年秋に退職し“働かない人生”を謳歌中。崩壊前のソビエト連邦など、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。Twitterアカウントは「@InsideCHIKIRIN」
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