コラム
あなたの会社のTwitterアカウント、“中の人”が変わっても大丈夫?(2/2 ページ)
多くの企業が公式のTwitterアカウントを開設している昨今。面白いつぶやきや、当意即妙の受け答えで、人気を集めているアカウントも少なくない。しかし、Twitterアカウントの担当者が変わる時のことを想定している企業はどのくらいあるのだろうか。
アイコンもペルソナに合わせたキャラに
この「Twitter担当者ペルソナ」というアイデアのオリジナルは、2010年の6月に開催されたopnlab主催の勉強会&交流会「マーケティング・広報戦略におけるペルソナの活用、シナリオ設計」で、セミナー講師のアートプランAの山口優氏が提案したものでした(山口氏は人間中心設計推進機構認定の人間中心設計専門家です)。
最初に聞いた時には「うーん、どうなんでしょうね」なんて言っていたのですが、企業のTwitter利用が進んできて、「なるほど」と思えるようになったので、改めて整理してコラムにしてみました(山口さんに感謝!)。
※「オリジナル」というのは、「私が考えついたのではなく、山口さんにネタをいただいたものですよ」という意味で使っています。情報によると、金森さんが以前からおっしゃっていたということもあるようですし、いろんな方が同時期に同じことを考えるなどもありますので、「誰が最初に言ったのか」といった意味での「オリジナル」の言及ではありませんのでご了承ください。
もちろん、企業アカウントといえども、ソーシャルメディアというものは人と人のコミュニケーションが軸ですから、こうしたペルソナ以前に考慮・検討すべき点は多いとは思います。しかし、
- 特定の担当者に頼り切らない
- 複数の担当者でローテーションして回しやすい
- 慣れない担当者でもやりとりの方向性が見えやすい
……といった点で、「Twitter担当者のペルソナ」というのはアリなのではないかと思います。さらに言うと、ペルソナを設定するのならば、そのTwitterアカウントのアイコンも、ペルソナに合わせたキャラを使うのが良いでしょう。あなたの会社のTwitterアカウントは、どんなキャラですか?(安田英久)
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