録画番組、63%が「いつもCMを飛ばす」
録画番組を見ているときに、CMを飛ばす人はどのくらいいるのだろうか。テレビ番組を録画して見る人に聞いたところ、63%が「いつもCMを飛ばす」と回答していることが分かった。リサーチ・アンド・ディベロプメント調べ。
東北関東大震災の被害を受け、ACジャパンのCMが繰り返し放送されているが、視聴者は日ごろどの程度CMを見ているのだろうか。
テレビ番組を録画して見ることがある人に「録画番組を見ているときにCMを飛ばすことがありますか?」と聞いたところ、63%が「いつもCMを飛ばす」と答えていることが、リサーチ・アンド・ディベロプメントの調査で分かった。「ときどき飛ばす」が25%、「CMを飛ばさない」は12%にとどまった。
全員に「見たい番組の放送時間に生活時間を合わせていますか?」と聞いたところ、27%が「はい」と回答。また「CMで番組が中断すると、イライラすることがある」という人は46%と半数近くに達した。この結果について、リサーチ・アンド・ディベロプメントは「自分の都合に合わせて時間を自由に使いたいという要求が強まっている。また録画機器の普及によって、テレビCMの到達力や効果は大きな影響を受けている」と分析した。
若い世代を中心に“テレビ離れ”
あなたは好きなテレビ番組があり、それを欠かさず見ていますか? この質問に対し、全体の62%が「欠かさず見ている」と回答した。また「自分にとってテレビは欠かせない存在だ」という人は59%。多くの人にとってテレビは依然として不可欠の存在のようだ。
その一方で「テレビがなくても特に困らない」という人は33%。男女年代別に見ると、18〜24歳の男性が46%、18〜24歳の女性でも37%に達するなど、若い世代を中心に“テレビ離れ”の傾向がうかがえた。
訪問による調査で、首都圏に住む18〜74歳の男女3000人が回答した。調査時期は2010年10月。
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