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生産減で4月の新車販売台数は半減 車名別ではフィットが2カ月連続首位

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、4月の新車販売ランキングを発表。東日本大震災の影響で生産台数が大幅に落ち込む中、最も売れたクルマは本田技研工業の「フィット」だった。

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 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は5月10日、4月の新車乗用車販売台数ランキング(輸入車を除く)を発表した。トップは2カ月連続で本田技研工業の「フィット」で、販売台数は前年同月比29.8%減の8574台だった。

 2位はスズキ「ワゴンR」で同48.6%減の7919台、3位はダイハツ「ムーブ」で同14.9%減の7468台だった。東日本大震災で被災したり、部品が調達できなくなったことから各社とも生産台数が大幅に減少。最大手のトヨタ自動車でも「プリウス」が前年同月比81.6%減の4876台となるなど、大きな影響が出てきている。

4月の新車乗用車販売台数ランキング(左、クリックで30位まで表示、出典:日本自動車販売協会連合会)、4月の軽自動車新車販売台数ランキング(右、クリックで拡大、出典:全国軽自動車連合会)

新車販売台数は前年同月より半減

 生産台数減の影響で、4月の新車販売台数は前年同月比51.0%減の10万8824台と半数以下の水準にまで激減。前年同月比では8カ月連続のマイナスとなっている。また、軽自動車の新車販売台数も前年同月比41.1%減の7万6849台と、7カ月連続のマイナスとなった。

 メーカー別に見ても、トヨタ自動車が前年同月比68.8%減、本田技研工業が同48.6%減、日産自動車が同47.2%減、マツダが同38.8%減と各社とも大きなダメージを受けている。一方、日産自動車がタイで生産して日本に輸入する「マーチ」など日本メーカー車を除いた輸入車は前年同月比21.0%増と好調。特に「BMW」が同56.3%増の2260台と人気を集めているようだ。


4月の新車販売台数(登録車、出典:日本自動車販売協会連合会)

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