海外に滞在しているとき、語学以外でどんなことに困りましたか? 1カ月以上海外に滞在した経験がある人に聞いたところ「文化の違い」(43.5%)と答えた人が最も多く、次いで「食事や生活面の出費」(38.1%)、「通信手段の確保」(35.9%)、「食事面」(34.1%)であることが、SBIレミットの調査で分かった。海外滞在時に困っていることは「文化の違い」や「食事面」だけでなく、「食事や生活の出費」「お土産や自分の買い物の出費」(14.8%)など、お金に困っている人も多いようだ。
海外滞在中に出費がかさんだのは「生活費」(33.2%)を挙げる人が最も多く、次いで「食費」(23.8%)、「交際費」(22.4%)、「通信費(携帯電話代など)」(16.1%)と続いた。またお金に困ったときの解決法は「クレジットカードを使った」(63.8%)人がトップ。このほか「送金してもらった」(40.5%)、「預貯金を崩した」(25.9%)、「現地で収入を得た」(23.3%)だった。
家族の留学中に心配だったこと
家族が留学しているときに心配だったことは何ですか? 家族に1カ月以上の留学経験がある人に、語学や食事以外のことを聞いたところ「治安」(74.4%)と答えた人がトップ。また実際に留学させて大変だったことは「仕送り」(47.9%)を挙げる人が目立った。
仕送りの方法は「銀行からの送金」(55.2%)と「郵便局からの送金」(31.0%)が多かったが、「手数料の高さ」(55.2%)や「手続き書類の形式が面倒」(37.9%)に不満を持つ人が多いようだ。
インターネットによる調査で、1カ月以上海外に滞在した人または家族が留学した経験がある20〜60代の男女300人が回答した。調査期間は5月9日から11日まで。
関連記事
- 外国人留学生が日本での就職で不安に感じること
楽天やパナソニックなど、グローバル化を進める企業が外国人留学生を積極的に採用するようになっている。外国人留学生は日本での就職についてどのように考えているのだろうか。ディスコ調べ。 - 「海外で働きたい」という思い、役職によって違い
「いつかは海外で働きたい」と思っているビジネスパーソンはどのくらいいるのだろうか。産業能率大学の調査によると、7割近くの人が「海外で働きたいと思わない」と回答していることが分かった。 - 海外で働きたい学生と内定率の関係
社内公用語を英語にする企業が増えてきているが、グローバル志向の学生と内定率にはどのような関係があるのだろうか。レジェンダ・コーポレーションの調査によると、相関関係があることが分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.