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若者よ、ストップモーションから抜け出そう!――夢を応援基金CM:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)
ローソンが被災地学生の学費を支援する「夢を応援基金」をPRするため、たった2回だけ放映されたCM。ストップモーションの学生たちが一斉に動き出すという映像はどのようにして作られたのだろうか。
停まったけれど、動き出した
3月11日を境に止まったことはたくさんある。津波被災地や原発事故の地域での農業生産は止まった。海洋汚染で漁業も止まった。勤めていた会社や工場は稼働を停止し、学校も幼稚園も保育園も閉鎖されたところがある。
一方、その日から、たくさんの日本人が動き出した。被災地支援に行く人も、義援金を集める人も、寄付をする人も出てきた。電気が停まっても、電車が停まっても、工場や会社が停まっても、知恵を出し合ってみんな動こうとしている。
音楽を担当したHoney L Daysも動き出した。2008年にデビューしたKYOHEIとMITSUAKIのデュオは『がんばれ』のヒットもあり、7月から初ワンマンライブを開始。彼らも宮城や福島で歌の支援をする。
樫山さんも動いた1人。私はCMの最後に流れるナレーションは樫山さんとばかり思っていた。声がそっくりなので、彼女の知人もそう言ったそうだが、実際はアマチュアの女性が担当。もしかすると、彼女のこのCMへの制作の想いが乗り移ったからなのかもしれない。
だからこそ、たった2回の放送で終わりはもったいない。誰かに広めてもらえませんか。動き出す若者を増やすために。
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