ハーレクインを“立ち読み” デジタルサイネージで
ソフトバンク クリエイティブはデジタルサイネージ向けに、タッチパネルに直接触れながら電子書籍を閲覧できるようにするアプリを開発。アプリを利用したハーレクインコミックスの「立ち読みサービス」を、6月26日から博多港国際ターミナルで開始する。
ソフトバンク クリエイティブは6月22日、相互コミュニケーション型デジタルサイネージ※(電子看板、参照リンク)向けに新たに電子書籍閲覧アプリを開発、タッチパネルに直接触れながら電子書籍を閲覧できる「立ち読みサービス」を提供すると発表した。
同社では第1弾として、博多港国際ターミナルに設置するデジタルサイネージで、ハーレクインコミックスの「立ち読みサービス」を6月26日から開始する。iPhone/iPad用の人気作品を1タイトルにつき50ページまで無料で読めるサービスで、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)の4カ国語に対応、切り替え操作をすることで、それぞれの言語のハーレクインコミックスを、タッチパネルに直接触れページを繰りながら閲覧できるという。
50ページより先を読みたい場合は、iPhoneのカメラでデジタルサイネージの画面上のQRコードを読み込んだり、画面にメールアドレスを入力して購入先のURLを受信したりして、AppStoreにアクセスすることで全編を購入できる。当初は10タイトルを配信し、今後追加していくという。
ソフトバンク クリエイティブでは「このサービスを通じて、国内外でのハーレクインコミックスへの関心を促進し、世界中の幅広い展開に向けた足がかりとする。同時に、今回開発した電子書籍閲覧アプリをハードウエアとセットで、さまざまな分野の店舗や施設にデジタルサイネージのトータルソリューションとして積極的に展開していきたい」とコメントしている。
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