きっかけは青年海外協力隊、カリブ海の国ベリーズで観光振興:世界一周サムライバックパッカープロジェクト(3/3 ページ)
カリブ海に面する国ベリーズで、PRエージェンシーと旅行代理業を営んでいるソリス麻子さん。彼女は青年海外協力隊がきっかけでベリーズを訪れ、任期を終えた後も現地で観光振興に取り組んでいる。そんなソリス麻子さんに海外で働くことの意味について尋ねてみた。
――今後の予定や将来の夢(目標)を教えてください。
ソリス麻子 5年後にはベリーズで映画を作って、日本に配給(レオナルド・ディカプリオ出演希望)。
10年後にはベリーズ国際マラソンを開催して日本人を誘致。
20年後にはベリーズを訪れる人がたくさん増えて、お客さんにもベリーズ人にも喜んでもらう。それでもベリーズの豊かさが失われないことが大事です。
30年後にはベリーズのマザー・テレサになって、貧しくても心の豊かな人々とのんびり暮らす。
――最後に日本の若者にメッセージをお願いします。
ソリス麻子 生き急がずに。「これじゃなくてはダメだ」ということはないので、のびやかに楽しく生きましょう!
さまざまな経験が自分が何に合うのかを教えてくれるので、若いうちにできるだけ多くの経験をして、自分の居心地のいい場所を見つけることが大事です。ぜひベリーズにも遊びに来てください!
青年海外協力隊の任期後も現地に残る人は少ない
ソリス麻子さんは本当にベリーズを愛しているようでした(そうでなければ「ベリーズのマザーテレサになる」という言葉は出てきません)。
僕はこれまで多くの海外在住の日本人の方にお会いしてきましたが、JICAの青年海外協力隊をキッカケに、そのまま現地に根付く人はそう多くはないと感じています。ソリス麻子さんはその貴重な1人だと思いますし、青年海外協力隊の任期を終えた今でも、ベリーズのために全力投球されています。
今年の夏休み、中米カリブ旅行も1つの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか? その際、バックパッカーならキーカーカー島をお忘れなく。少しゴージャスめに行くのであればサンペドロへ。
ソリス麻子さんが10年後に実現したいと宣言しているベリーズ国際マラソン。もし、開催されるようでしたら、僕も走りにいきたいです。こうして日本人が異国の場所で奮闘している現場を見ると、僕も「まだまだ頑張らなくては」と思います。
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