就職・転職時に参考、トップは2ちゃんねる――掲示板サイトを半数以上が信用
ネット上で企業の実情を知るのに役立つのが掲示板サイト。就職、転職の際に、最も注目する人が多い掲示板サイトは「2ちゃんねる」であるようだ。シエンプレとメディアインタラクティブ調べ。
ネットに多くの情報が蓄積するようになった現代。就職・転職の際に、希望企業の実態を知るため、検索を活用した経験のある人も少なくないだろう。
ネット上の風評被害対策を行っているシエンプレとメディアインタラクティブの調査によると、転職・就職の際に検索を行ったことがある人に「企業名に加えて、どんなセカンドキーワードで調べましたか?」と尋ねると、最も多かったのは「評判」で51.6%。以下、「給与」が43.4%、「業績」が34.0%、「クチコミ」が27.2%、「ブラック」が25.6%で続いた。
参考にする掲示板サイトは2ちゃんねる
企業のリアルな情報を集める方法として就職活動ではOB・OG訪問がよく行われているが、Web上の掲示板でもそれに近いものが得られるようになっている。就職・転職活動で「転職者や在職者の声を集めた掲示板を参考にした」という人は57.6%と、半数を超えていた。
参考にしたサイトのトップは「2ちゃんねる」で66.7%と断トツ。以下、「転職会議」が35.4%、「キャリコネ」が15.3%、「vorkers」が7.3%で続いた。「その他」の項目では「みんなの就職活動日記」が多く挙げられていた。
掲示板サイトで悪評を見つけた時、「信用する(かなり+まあ)」という割合は55.0%と、「信用しない(まったく+それほど)」の21.6%を大きく上回った。ただ、「かなり信用する」(3.8%)や「まったく信用しない」(1.0%)は極少数で、多くの人は“それなりに”信頼する程度にとどめているようだ。そのためか、悪評を見つけた時、65.6%は「さらに詳しく調べた」と回答している。
インターネットによる調査で、対象は20〜39歳の有職者で就職・転職の際に検索行動をとった500人。調査日は8月24日と25日。
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